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新竹散歩3〜新竹の日本建築探しはまだまだ続く

こんにちは、のぶもんです。


新竹でリニューアルオープンした日本統治時代の図書館を見た興奮も冷めやらぬまま、さらに日本建築探しを続けます。



まずは、原図書館から徒歩数分のこの建物に到着。日本統治時代は新竹市役所でしたが今では新竹市美術館に生まれ変わり、広く市民に公開されています。赤レンガの建物に気品を感じますね。



こちらの美術館では、定期的に美術展を開催しており、このときは新竹を象徴するものをテーマにした様々な作品を見ることができました。



上のような展示は、比較的よく見かけるのですが、圧巻は下の作品。ネオンサインで新竹にゆかりのある言葉が浮かび上がるだけなのですが、妙に艶めかしい感じで、明かりを暗くするとタイムワープした感じになります。



【施設情報】

「新竹市美術館」

住所:新竹市東區中央路116號

開館時間:9:00~17:00(月曜定休)


続いては、現新竹市政府に行きます。そう、これが現在の市役所なんです。



正面から見るとこんな感じ。日本統治時代は新竹州廳と呼ばれ、今で言えば県庁に近い(もう少し大きなカテゴリーになる)役所ですね。

総督府の権威を知らしめるような建築様式にした面もあるのでしょうが、もう壮麗とした形容できません。



今回は日中訪れたので、中に入ることができました。

見てください!この気品あふれる内部を。これが役所の廊下だとはとても思えません。



正面玄関を入ると、目の前に立派なエントランス。奥に階段があり、洒落た洋館の趣です。



階段がまたカッコいいんです!古い階段フェチの僕は、こういう階段を何度も上り降りしたくなります。



この建物のすごいところは、今も現役の新竹市政府として使われているところです。

日本統治時代に新竹州廳を建てたとき、いかに気合を入れていたかが伺いしれます。館内はとても広いので、職員の迷惑にならないよう静かに参観すれば、日本統治時代の雰囲気にたっぷり浸れますよ。



【施設情報】

「新竹市政府」

住所:新竹市北區中正路120號

開館時間:8:00~12:00 13:00~17:00

(土日定休)

新竹州廳の目の前にあるこちらの古い建物。ここは、新竹市消防博物館です。

日本統治時代の1936年に建設された新竹市消防局が前身。高い塔を持つため、建設当初は新竹一高い建物だったそうです。



今では、消防博物館として活躍中。館内の一部は、新竹市消防局中山分隊としても機能しています。

少し懐かしいスタイルの消防車、カッコいいですね。



息を切らせて、塔のてっぺんまで登りました。なんと目の前に新竹州廳を見下ろすことができます。ただし、柵が少し低くて高所恐怖症の僕にはかなり怖い場所でした。



展望台の一角に古い鐘がありました。これは、日本統治時代から残っているようですね。



【施設情報】

「新竹市消防博物館」

住所:新竹市北區中山路4號

開館時間:9:00~12:00 13:00~17:00

(月曜定休)


さあ、高いところからさっさと降りて(笑)、次の建物を見に行きましょう。

こちらは、新竹第一信用合作社本店の建物です。日本統治時代の1934年に、新竹信用組合として建設された建物で、今なお大きな改修を免れ、かつての面影を残しています。



【店舗情報】

「新竹第一信用合作社」

住所:新竹市北區大同路130號

営業時間:8:30~16:00(土日定休)


さらに歩くこと5分くらい。こちらは、新竹市影像博物館。1933年の建造で、かつては「有楽座」という劇場として人々に親しまれてきました。



今では、映画館の資料を展示する他、厳選された映画を上映する現役の映画館としても活躍しています。

僕が訪れたときは、ちょうど台湾のアニメ映画「幸福路上」の上映時間前でした。結構、多くの観客がいましたよ。(10月現在→現在は、修復等のため休業中、外観のみの見学と思われます)



【施設情報】

「新竹市影像博物館」

住所:新竹市東區中正路65號

※現在、一時休業中です


そろそろ日が傾いてきて、少しカフェで休みたくなってきました。

良さげなカフェはないかとウロウロしていると、影像博物館から近い場所に、良さそうなカフェを発見しました。それが「九慕手烘咖啡專門店(Jiumu coffee roaster)」です。



中に入ると、名刺やメッセージがところ狭しと貼られています。その数が半端ないです。こういうカフェは、概ね地元にたくさんの常連さんがいます。

この日も大賑わい。僕は壁際のカウンター席にちんまり座り、次から次へと訪れるお客さんに驚いていました。



複数人で来るならは、奥の席もどうぞ。この建物は、日本統治時代のものではなさそうですが、築年数はかなり古いと思われます。

新竹の中心部にありながら、奥まった席だけ50年前くらいに戻った感じです。



基本的には、旅先でカフェを探すときは徹底的にリサーチしてお店を決めるのですが、五感を最大限働かせて(?!)、たまたま通りかかったカフェを試すのも楽しいですね。


【店舗情報】

「九慕手烘咖啡專門店」

住所:新竹市東區中正路86號

営業時間:7:30~21:00(土日は9:00~)


これで、新竹市中心部の日本統治時代巡りは一通り終わりました。

でも、まだ台北には帰りません。この後もうひと踏ん張りして、夜の新竹を散策しますね!


のぶもんさんの好意でこのページに転載許諾いただきました

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