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東洋経済 台湾記事 22年1-2月(13記事)

感謝:東洋経済


問われる戦略的価値、日本の当事者意識も重要

劉 彦甫 : 東洋経済 記者 2022/02/26 6:00


「今日のウクライナを、明日の台湾にしては絶対いけない」

2月22日、自民党の佐藤正久外交部会長は党内の会議でそう発言していた。24日のロシアによるウクライナへの本格侵攻で、その言葉の重みは増している。

ウクライナ情勢は、台湾の安全保障リスクを改めて意識する契機となった。「外部勢力による情報戦や、台湾海峡の平和と安定の破壊を防ぐ」。台湾の蘇貞昌行政院長(首相)はウクライナ情勢の緊迫を受け、中国を念頭に警戒を強めていると話した。...


「金融機関勤務の会社員」と怒濤の結婚、妊娠

大宮 冬洋 : ライター 2022/02/20 12:00


30代半ばを過ぎた女性が結婚相手を探す場合、同世代の男性とはマッチングしない状況に直面することが多い。結婚願望があって、学歴や職歴の釣り合いも取れた独身男性が残っていないわけではないが、彼らは同世代ではなく年下の女性との結婚を望んでいることが少なくないのだ。...


台湾への軍事侵攻に日本が抑止力として関与?

岡田 充 : 共同通信客員論説委員 2022/02/19 7:30


アメリカのバイデン政権が2022年2月11日発表した「インド太平洋戦略」(以下、「戦略」)は、「台湾軍事侵攻への抑止」を明記した。台湾有事を想定した日米共同作戦計画の共有もうたい、台湾問題で「脇役」だった日本を「主役」にしようとする狙いが透ける。トランプ政権が3年前に発表した「インド太平洋戦略報告」と比較しながら、バイデン戦略の特徴を浮き彫りにする。...


他人との対話もすべて「読む」素材である

オードリー・タン : 台湾デジタル担当政務委員 2022/02/18 16:00


オードリー・タンは、ストーリーの本質を抽出する能力に非常に長けている。そんな彼女は、アメリカの映画『テネット』(原題:Tenet・注1)を2文に凝縮して語った。「時間の順行と逆行が交互に起きることで生まれるパラドックスが、映画の中で『機械による神の降臨』によって瓦解する。古代ギリシャ演劇のように、人間にはどうすることもできない不条理が神の手によって解決されるのです」。...


日本産品輸入で「子孫が途絶える」と発言

高橋 正成 : ジャーナリスト  2022/02/15 15:00


2022年2月8日、台湾行政院(内閣府)は「日本食品輸入規制措置」に関する記者会見を開催した。羅秉成・行政院(内閣)発言人(報道官)が司会を務め、鄧振中・行政院政務委員、陳時中・衛生福利部部長(大臣)、王美花・経済部長、呉釗燮・外交部長、陳吉仲・行政院農業委員会副主任ら関係部門責任者も出席し、福島第1原発事故に端を発した福島など5県産食品の完全輸入禁止措置を、野生動物やキノコ以外一部の品目を除き解除すると発表した。5県以外も含め日本産のすべての食品に産地証明書の添付は引き続き求めるものとし、2015年からの規制措置は継続される。とは言え、完全な輸入禁止自体は解除される。…


オードリー・タンが考える台湾式「集合知」の活用

オードリー・タン : 台湾デジタル担当政務委員 2022/02/11 13:00


AI(人工知能)が生活や仕事に無限の想像力をもたらしてくれる一方で、「仕事を奪われるのではないか」「プライバシーが侵害されるのではないか」「社会に構造的な問題が生じるのではないか」とおびえる人も多い。

これに対し、台湾のデジタル担当政務委員(閣僚)のオードリー・タンは「AI時代が到来しても恐れる必要はない、ロボットはクリエイティブな仕事を担うことができないため、むしろ人が仕事を選べるようになる」と考える。公共の価値と公共の利益の重視に基づき、彼女はCI(Collective Intelligence、集合知)をAIと結びつければ、労働者はAIの力を借りて仕事の質を向上させることができると主張する。..


問題解決における最初のプロセスは「傾聴」である

オードリー・タン : 台湾デジタル担当政務委員 2022/02/04 14:00


「ブロードバンド接続は人権である」と位置付ける台湾政府。なぜなら回線がつながらない場所があったら、そこは民主社会から排除されることになるからだ。そのため、4000メートル級の玉山頂上付近でも10MB/秒の速度でライブ放送ができるようにネット環境が整備されている。

この「ブロードバンド接続は人権」という概念を打ち出し、コロナ禍においても公共の利益を実現してきたデジタル担当政務委員(閣僚)のオードリー・タン(唐鳳)氏は、いかにして人々の意見を反映しているのだろう。「台湾を代表するプログラマー」であり、IQ180以上の「天才」と称される人物。問題解決における最初のプロセスは「傾聴」だと唱える彼女の、対話への向き合い方を探る。..


台湾で三井アウトレットが「王様」となった理由

徹底した現地化を推進、台湾小売業界の覇者に

台湾『今周刊』 2022/02/02 14:00


「全品40%オフ!」「当店70%オフから!」このような消費者の耳目を捉えるポスターが並ぶ、だがここはデパートのバーゲン会場ではない。365日、常に割引価格が提示され、つい財布の紐が緩んでしまう場所──アウトレットモールだ。

新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、台湾のアウトレットモールは「消費者の体験」を重視し続けた結果、活気ある業態へと成長した。台湾の主要アウトレット企業の収益は300億台湾ドル(1244億円)を突破しつつある。このほとんど無から生まれた「新しい消費力」に、業界を越えて台湾のデパート最大手・新光三越も参入。台湾におけるアウトレットの爆発力が証明されたと言えるだろう。...


2021年は過去最高更新。純利益は2兆4800億円

財新 Biz&Tech 2022/01/21 21:00


半導体の受託製造(ファウンドリー)で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は1月13日、2021年10~12月期および2021年通期の決算報告を発表した。それによれば、10~12月期の売上高は前年同期比21.2%増の4381億8900万台湾ドル(約1兆8228億円)、純利益は同16.4%増の1662億3200万台湾ドル(約6915億円)を計上。売上高、純利益ともにアナリストの事前予想を上回り、四半期ベースの過去最高を更新した。...


相次ぐ事故と座席供給不足のイメージ払拭狙う

小井関 遼太郎 : 東アジアライター 2022/01/20 4:30


2021年の暮れも押し迫った12月29日、日立製作所が製造した台湾鉄路管理局(台鉄)の都市間特急用新型車両「EMU3000」が、台北と東部の台東を結ぶ東部幹線の特急列車として営業運転を始めた。...


国会議員補選に負け、リコールも拒否され…

高橋 正成 : ジャーナリスト 2022/01/15 7:00


2022年1月9日、立法院(国会)議員のリコールに端を発した選挙戦が幕を閉じた。結論から言えば、最大野党の中国国民党(国民党)は2つの選挙に敗北した。1つは2021年10月23日にリコールが成立した台中・陳柏惟氏(台湾基進党)の補欠選挙で、与党・民主進歩党(民進党)籍の林静儀氏が、地元出身で国民党籍の顔寛恒氏を8万8752対8万0912、7840票差(投票率58.26%)で破った。

もう1つは、台湾の人気ヘビメタグループ「ソニック」のボーカルで、立法委員(国会議員)でもあるフレディ・リムこと林昶佐氏(無所属)へのリコール投票である。リコール賛成票が5万4813に対し、反対は4万3340で、賛成が反対を上回ったが、有権者の25%にあたる5万8756票のハードルに届かず成立しなかった。...


ルールづくり参加へ、中国加盟の高いハードル

福田 恵介 : 東洋経済 解説部コラムニスト 2022/01/11 9:00


日本も深く関わる貿易体制に変化が生じつつある。

2021年9月、中国と台湾がCPTPP(環太平洋パートナーシップに関する包括的および先進的な協定、以下TPP)への加盟を申請。さらに同年12月に韓国も加盟申請の意向を発表した。いずれも日本との関係が深い主要貿易相手国だ。...


ミサイル配備で高まる中国からの攻撃リスク

The New York Times 2022/01/05 9:00


これまで何十年と、金城哲浩さん(66)にとっての最大の心配事は台風や害虫からマンゴーの木々を守ることだった。

だが、それは台湾から300キロメートルほどしか離れていない亜熱帯の小さな島、石垣島にある金城さんの所有地近くに日本政府がミサイル発射装置の配備を決定する前の話だ。...

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