緯創Wistron、2大GPUメーカーからの基板の注文を獲得 サーバーの出荷が月々増加
2023-09-01 Digitimes記事要約
2023年にAI市場が拡大する中、Wistronは2022年からGPUの需要を感じ、工場拡張を開始したが、その時点でAIはまだ注目されていなかった。
Wistronは2017年からNVIDIAと提携し、2021年からAIサーバー製品の販売が急増し、顧客の需要に対応して生産能力を強化。
2021年12月に、Wistronは竹北AIスマートパークで工場建設を開始、2024年後半に完成予定；メキシコに4つの工場があり、2022年には従業員の宿泊施設を増設。2023年、新竹湖口の元瑞軒工場が稼働開始。
2022年、Wistronの売上は大きく変化していないが、製品構成を最適化することで利益構造が変わり、サーバー売上比率が四半期ごとに増加し、NBを超えた。
NVIDIAのCEO黄仁勳JansonHuangとAMDのCEO蘇姿丰LisaHsuが2023年にAIのトレンドを推進し、WistronはNVIDIAとAMDの主要サプライヤーとして認知された。
NVIDIAの供給チェーンは自社ブランドとホワイトブランドの2種類があり、鴻海がGPUモジュールを製造後、Wistronが基板の受託製造を担当。AMDはWistronがモジュールと基板を製造予定。
Wistronの主要顧客はGPU製造元であり、GPUチップの供給は影響しないが、生産能力の問題がある可能性がある。
NVIDIAのH100は、2023年に55万片の出荷が予想、2024年も成長が続くと見込まれる。2023年3月、Wistronは2022年のGPU関連製品が約150億NTDの売上を寄与し、2023年も成長が続くと指摘。Wistronは初めてデータセンタースイッチ事業(資料中心交換器)に参入し、2022年に主要顧客を獲得した後、2023年にネットワークスイッチ(網路交換器)の量産を開始した。
Wistron掌握二大GPU廠基板訂單 伺服器出貨月月增
米国の新しい中東向け輸出規制で緯穎WiwynnのAI大口受注影響受ける可能性
2023/09/01 工商時報要約
アメリカ政府は、NVIDIAとAMDの高機能AIチップの中国とロシアに対して輸出禁止した後、現在、中東の一部の国にも輸出管理を拡大する見込み。これにより、約40億米ドル（約1200億NTD）のAIサーバーの注文に影響が出る可能性がある。緯穎Wiwynnの株価は8.24%下落したが、現在の業績には影響がないとしている。NVIDIAのA100/H100チップの輸出禁止のため、低スペックのL40S GPUへの注文移行が予想される。
世界的なAI競走が始まり、業界情報によると、中東の秘密の顧客が7月に40億ドル（約1200億NTD）を投じて1万台のH100サーバーを一斉購入し、Wiwynnに代工を委託、中東地域のデータセンターを構築し、新興企業「Omniva」が運営を行うとのこと。サウジアラビアとUAEが最近、大量にNVIDIAのAIチップを購入しており、新興企業Omnivaが中国のCSP（クラウドサービスプロバイダー）である阿里巴巴アリババ、百度バイドゥ、騰訊テンセントとの関係が深いとの噂が流れており、アメリカ政府がこのため関心を中東に移したとの推測がある。
NVIDIAは8月28日米国政府に文書を提出、A100およびH100チップの一部の中東諸国への輸出を禁止することを示している。NVIDIAは過去に中東市場向売上を公表したことはないが、今年の第2四半期（5ー7月）の総収益が135億ドルで、その大部分がアメリカ、中国大陸、および台湾であり、わずか13.9％が他の海外市場からであることが知られている。
専門家は、今回の中東AI禁令により、約8万個の輝達H100の注文や約1万台のAIサーバーが影響を受ける可能性があるが、現在のところ高性能GPUは需要が供給を上回っており、NVIDIAのH100の納期は6ヶ月以上。上流の製造業者である台積電TSMC、パッケージ工場の日月光ASE、京元電KYECは影響を受けないとされている。
美祭新管制緯穎AI大單恐受阻
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