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第11回交通大学日本語朗読大会は大盛況下に開催、小学生が初めて決勝まで進出 (大成報/ 2020.10.21訳 )

 2020年10月17日に開催された国立交通大学第11回日本語朗読大会には、台湾各地から200名の参加者が集まり大盛況でした。 特筆すべきは、主要な参加者が日本語系の大学・専門学校生の中で、今年初めて小学生がエントリーし、決勝ラウンドに進出したことで、その優秀さには目を見張るものがありました。 この大会は、各方面からの協賛を得て、受賞者を励ますための豪華な賞品を提供し、来年の交通大学日本語朗読大会がより多くの人に参加してもらい、日本語と文化が台湾とのつながりを深めることを期待しています。


 今大会のテーマは「夢」で、10名の日本人の専門審査員を招き、出場者の審査を行います。 与えられた課題は、日本で広く親しまれている夢をテーマにした4つの詩で、参加者自身が作品をよく味わったうえで、その中から選んだ感動的な詩を読み上げました。 大会主催者の上條純恵さんは「音読を通して日本語を学び、語彙を増やし、日本語力を高めることができる有意義な大会です。本大会は、台湾のあらゆる年齢層の日本語学習者が交流し、その成果を発表する場を提供するだけでなく、台湾での日本語教育にも貢献しています」と述べています。


 審査員からは「今年の出場者のレベルは想像以上に高く、ここが日本なのか台湾なのかと思うくらい驚いた」との声があがりました。 また、交通大学同窓会の陳俊秀最高経営責任者は「日本は文化の根が深い国で、国民の文化レベルも非常に高い、日本と台湾が良好な交流ができることは、台湾にとっても日本にとっても幸せな事です」と述べました。


 交通大学言語教育研究センターの林律君センター長は「もともとは交通大学の学生を対象に企画された大会でしたが、今年で11年目を迎え、全国大会へと発展しているのは感動的です。 最年少の出場者が屏東から来ていたことは、台湾の日本語教育の拡がりと深さを示しています。 限られた人手の中で、このような大規模な全国日本語朗読大会を成功させてくださった上條純恵さんと、交通大学のTakenokoチームに感謝します」と述べました。


 準優勝者の張玳瑄さん(南台湾科技大学)は「大会に参加して一番学んだことは、日本語の発音の大切さ、舞台上での安定したパフォーマンスの維持、音読の際の豊かな情緒表現の大切さでした。 機会があれば、また参加し、もっと頑張りたいと思います」と述べていました。上位3名の優勝者はいずれも来年も出場すると話していました。

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