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「茶金」のロケ地、花蓮の酒工場、台湾茶


茶和人一樣,傷口可以讓你脆弱,也可以讓你堅強。正是傷口讓你與人不同」(茶金時光@花蓮)

「茶と人は同じです。傷が貴方を弱くすることもあれば、強くすることもあります。それこそが、貴方が貴方である、他の人との違いになるのです」


毎週土曜日午後9時からのドラマ「茶金」を楽しみに見ています。新竹の客家の街、北埔の茶業実業家父娘を主人公にした創作物語です(モデルは、北埔の茶葉商人”姜阿新”と彼が創立した”永光茶葉公司"

と言われています)。客家語で言葉はわかりませんが、華語と英語の字幕でおよその内容を理解しながら観ています。第二次世界大戦後、大陸から中華民国政府が台湾に逃れてきて間もない頃の時代、新竹の茶業の発展と没落をドラマにしているそうです(まだシリーズが終わっていないのでわかりませんが)。


台湾に来て、台湾茶の種類の豊かさと幅の広さに魅せられています。緑茶、白茶、青茶、紅茶、黒茶。。発酵度、烘焙(焙煎)の違い。。茶葉が育った山の高さや地域の違い。。。で様々なブランドの台湾茶が生まれています。「東方美人茶」「木柵鉄観音」「文山包種」「凍頂烏龍」は特に有名ですが、これ以外にも多くの美味しい台湾茶があります。


住んでいる新竹は、東方美人茶で有名な産地ですが、もともとは害虫のウンカが茶葉を噛んで使い物にならないと思われていた葉で製茶したところ、その内分泌物資のお陰で、蜜のような甘い芳醇な香りで人気がでました。19世紀末から20世紀初頭、英国でオリエンタル・ビューティ(Oriental Beauty) と呼ばれて大人気を博し、これが<東方美人茶>の語源になったそうです。春から夏にかけて、ウンカの発生にも依存しながら作り上げる発酵度高めのお茶です。


花蓮を訪ねた時、そのドラマ「茶金」のロケ地が、市内の文創産業園区にあると聞き訪ねました。日本統治時代の台湾総督府の酒工場が使われていました。テレビで見ていた舞台がそのままありました。


台湾茶作りは、およそ、採摘、萎凋(摘み取った茶葉をしおれさせる作業。日光と室内によるものがある)、浪菁(葉の水分をゆっくりと蒸発させるために、茶葉を攪拌する)、揉捻(発酵を促すために揉む)、解塊、發酵、乾燥、烘焙(火入れをし、茶葉をゆっくり乾燥させる)の工程になります。



お茶は生活であり、文化です。台湾のお茶を追いかけてみたいと思います。

(Cam)







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