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【市場】2024年、台湾半導体産業の産値が初めて5兆元を突破、25年6兆元超見通し(2/18)

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  • 2月18日
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更新日:3月6日

【市場】2024年、台湾半導体産業の産値が初めて5兆元を突破、25年6兆元超見通し(2/18)

工研院:台灣IC產值 今年估破6兆(自由財経、2/18)概訳

 

工業技術研究院(工研院)産業経済・国際所の統計によると、2024年における台湾の半導体産業(IC設計、IC製造、IC封装、ICテストを含む)の産値は初めて5兆元の大台を突破し、5兆3151億元に達した。これは前年比22.4%の増加となる。また、2025年にはさらに成長し、6兆元を超えて6兆1785億元に達すると予測されており、前年比16.2%の成長が見込まれる。

 

TSMCが最大の成長エンジン

工研院産業経済・国際所によれば、2024年における台湾IC製造業の産値は3兆4195億元に達し、前年比28.4%増加した。これは台湾半導体産業の成長を牽引する最大の動力であり、最も高い成長率を記録した半導体のサブセクターである。この中でも、TSMC(台湾積体電路製造)の成長により、2024年の台湾におけるウェーハファウンドリー(半導体受託製造)産値は3兆2438億元に達し、前年比30.1%増となった。

また、2024年の台湾IC設計業の産値は1兆2721億元で、前年比16%の増加を記録した。IC封装業の産値は4233億元で前年比7.7%増、ICテスト業の産値は2002億元で前年比5%増となった。

 

2025年の半導体産業成長見通し

工研院産業経済・国際所は、2025年の台湾半導体産業の産値について6兆1785億元に達し、前年比16.2%増加すると予測している。その中でも、IC製造業の産値は4兆827億元に達し、前年比19.4%の成長が見込まれる。これは引き続き台湾半導体産業の主要な成長動力となり、TSMCが最も重要な成長エンジンの役割を果たすと見られる。

IC設計業については、2025年の産値が1兆4155億元に達し、前年比11.3%増加すると予測される。IC封装業の産値は4608億元で前年比8.9%増、ICテスト業の産値は2195億元で前年比9.6%の増加が見込まれる。

 

台湾の成長率、世界を上回る見通し

工研院産業経済・国際所は、2024年における台湾半導体産業の年間産値成長率が22.4%に達し、世界の半導体産業の成長率19.1%を上回ったと指摘している。また、2025年の台湾半導体産業の産値成長率は16.2%と予測されており、これも世界の半導体産業の年間成長率11.2%を上回る見通しである。


 

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