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【企業】閎暉SILITECHは14億元を投じて日本FDKを公開買付し、エネルギー・電力分野へ進出する計画(2/12)

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  • 2月12日
  • 読了時間: 3分

閎暉擬斥資14億元公開收購日本FDK 跨能源電力領域(経済日報、2/12)概訳

 

閎暉SILITECH   https://www.silitech.com/

日本FDK株式会社 FDK株式会社 | FDK CORPORATION

 

電子構造部品の設計・開発・製造販売メーカーである閎暉SILITECHは本日、日本FDK株式会社の普通株式約45%の株式を公開買付すると発表した。公開買付価格は1株あたり435円であり、初期試算では新台湾ドル14億元以上を投じる計画である。両社は本取引を通じて協力関係を強化し、閎暉はエネルギー・電力製品分野への事業展開を図る考えである。  

 

PSA華科事業グループ傘下の閎暉は本日、重要情報の発表を行い、取締役会において日本の東京証券取引所スタンダード市場に上場するFDK株式会社の普通株式を公開買付することを決議した。  

 

閎暉の説明によれば、本公開買付の対象株式数はFDKの普通株式1,552万7,400株であり、これは同社の発行済流通株式総数の約45%に相当する。本公開買付は、最終的に有効に応募された株式数が予定買付数に達した場合にのみ成立する仕組みである。  

 

また、閎暉は本日、FDKの親会社である富士通株式会社と「応募契約(Tender Agreement)」を締結した。日本富士通は現在、FDKの普通株式約58.82%を保有しており、本公開買付において契約の規定に基づき、保有する全株式を応募する予定である。  

 

閎暉は、本公開買付においては予定買付数の範囲内でのみ株式を取得すると強調している。公開買付価格は1株あたり435円であり、初期試算による買付総額は67.54億円(約新台湾ドル14.45億元)に達する見込みである。  

 

閎暉は異種素材の結合およびコア技術の統合に強みを持ち、その応用範囲は自動車内装機構モジュールおよびパネル外観モジュール、ウェアラブル製品、スマートロック、ネットワーク通信、IoT(モノのインターネット)分野にまで及ぶ。  

 

FDKは1950年に設立され、主な事業領域は各種電池および電子機器の製造・販売・輸出である。これには、電池モジュール、エネルギー貯蔵システム、新世代電池およびエネルギー関連の電子機器も含まれる。  

 

閎暉は、本公開買付が完了した後もFDKの東京証券取引所での上場を維持し、両社の協力関係をさらに強化すると説明している。事業規模の拡大を図り、既存製品の基盤を活かしながら、顧客ネットワークおよび販売市場を拡大し、新たな製品群と成長の原動力を生み出す考えである。さらに、EMS(電子機器受託製造サービス)事業を深化させるとともに、生産拠点を増やし、事業リスクを低減する方針である。  

 

今回の事業提携を通じて、閎暉はエネルギー・電力製品分野への参入を果たす計画である。AI技術の進展に伴い、高性能・長寿命・軽量な電池に対する需要はますます高まっている。また、電子機器のモビリティおよび利便性に対する要求や、IoTおよびスマートシティ市場の発展も、電池技術の進歩に大きく依存する状況にある。FDKは研究開発における革新力を有し、これに閎暉のコスト管理・製造能力、ならびに異業種にわたる顧客リソースを組み合わせることで、両社の協力は全体の業績向上および国際競争力の強化につながるものと期待される。

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