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【企業】まとめ:電子EMS業界のトップが一致、AIの成長を予測(2/1)

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整理包/電子代工老董一致唱旺 AI 科技界2025展望一次看(2/1、經濟日報)概訳

 

台湾EMS大手の英業達Inventec(2356)、緯創Wistron(3231)、鴻海Foxconn(2317)、廣達Quanta(2382)、仁寶Compal(2324)が旺年会(年末忘年会=尾牙)を開催 各社トップが2025年の市場動向と展望を発表 NVIDIAの黄仁勳CEOの訪台にも注目集まる

 

台湾の電子機器受託製造(EMS)大手である英業達(Inventec、2356)、緯創(Wistron、3231)、鴻海(Foxconn、2317)、廣達(Quanta、2382)、仁寶(Compal、2324)は、それぞれの旺年会をすべて開催し終えた。各社のトップが自ら登壇し、2025年の市場動向と今後の展望について発表したことが注目を集めた。

 

興味深いのは、これらの企業が盛大な宴席を開く中、協力パートナーであるNVIDIA(エヌビディア)のCEO、黄仁勳(Jensen Huang)氏がちょうど台湾を訪れていたことである。このため、NVIDIAと台湾EMS大手各社との間の交流が、外部の関心を一層引き付けることとなった。

 

経済日報では、各社の旺年会の開催状況や業界の大手企業のリーダーたちが語る2025年の最新市場展望についてまとめている。詳細をぜひチェックしてほしい。

 

仁寶Compal、2025年1月14日に旺年会を開催 AI PC分野で業界No.1を宣言

台湾の大手EMS企業である仁寶(Compal)は、1月14日に南港展覧館で年次イベントである旺年会を開催した。今回のイベントには、昨年新たに就任した董事長(会長)である陳瑞聰氏と、同時に就任した総経理(CEO)のアンソニー・ピーター・ボナデロ(Anthony Peter Bonadero)氏が登壇した。

 

会場では、メディアから仁寶のAI PC分野での事業展開についての質問が寄せられた。それに対し、陳瑞聰氏は「我々はすでにAI PC分野でNo.1である!」と興奮気味に語った。さらに、近年、仁寶はAI技術の分野へと積極的に進出しており、特にAI PC事業は2023年に最も顕著な成果を上げた分野であることを明かした。「我々はAI PC分野で業界トップに立っている」と自信を持って発言した。

 

今回の旺年会では、合計880卓の宴席が設けられ、最高賞金は20万台湾ドルに設定された。毎年恒例の「一把抓」(賞金掴み取り)も特別に増額され、従業員にとって最も楽しみなイベントとなった。また、会場ではAIサーバーも展示され、仁寶のAI事業に対する意気込みが示された。

 

董事長陳瑞聰氏、2025年の展望を発表「仁寶は全面的にAIを受け入れる」

陳瑞聰氏は、「本日より、仁寶はAIを全面的に受け入れる」と宣言した。彼によると、現在、世界市場はAI技術の急速な発展を遂げており、仁寶もこの波に乗るために、3つの主要な戦略を推進していく方針である。そして、2030年までに業界の「リーディンググループ」の一角を占めることを目標に掲げている。

 

具体的には、まず研究開発チームの強化を最優先とし、AI技術を活用した製品設計の精度向上や、不良率の削減を進めることで、製品全体の品質を大幅に改善する。さらに、供給チェーンの管理にもAI技術を積極的に導入し、全体の業務効率を向上させることを目指している。

 

仁寶は、今後もAI分野への投資を強化し、競争力の向上を図る方針である。

 

廣達Quanta、2025年1月2日に旺年会を開催 AI分野での成功を強調

台湾の大手EMS企業である廣達(Quanta)は、1月2日に南港展覧館1館にて旺年会を開催した。会場には1万人以上のグループ社員が集まり、董事長(会長)の林百里氏と副董事長(副会長)の梁次震氏も登壇した。

 

梁次震氏は、「過去1年間、我々はあらゆる分野で大きな成長を遂げた。この2年間、AIの波に乗りながら、着実に前進し、素晴らしい成果を上げることができた」と述べた。さらに、「AIを先導する道のりは非常に長かった」と振り返り、「1999年頃、董事長とともにAI技術へ投資する構想を持っていたが、それから25年が経過し、ついに成功を成し遂げた」と社員に向けて宣言した。

 

董事長林百里氏、2025年の展望を発表「廣達は再び業界トップへ」

林百里氏は、集まった社員たちを前に壇上で「廣達は再びNo.1だ!」と高らかに宣言した。彼は、「昨年、廣達はAI分野で業界トップの成績を収めたが、これは社員全員の努力の賜物である」と感謝を述べた。

 

2025年の市場展望については、「2025年は『禧年』(吉兆の年)であり、市場にはまだ多くのチャンスが残されている。廣達の今後の成長に大いに期待している」と楽観的な見通しを示した。

 

AI分野に関しては、「この2年間、AIは大きな変革の波を迎えた。私自身も戦略的な指針を示してきたが、何よりも重要なのは社員一人ひとりが懸命に努力を続けたことだ」と述べた。そして、「2025年は『禧年』であり、今年、廣達の『AIスーパーコンピューター』が正式に生産開始される。これにより、廣達の業績は来年さらに新たな高みへと到達することになる」と強調した。

 

廣達は、AI技術の発展を加速させ、今後も業界をリードしていく方針である。

 

英業達Inventec、2025年1月12日に50周年旺年会を開催 台北アリーナで大規模な式典を実施

台湾の大手EMS企業である英業達(Inventec)は、1月12日に創立50周年記念の旺年会を開催した。今年は初めて台北アリーナ(小巨蛋)に会場を移し、グループ会長の葉國一氏と董事長(会長)の葉力誠氏が率いる英業達グループの主要企業である英華達(Inventec Appliances)、英研智能(Inventec Intelligent)、無敵(8201)などの関連会社を含む、11,000名の社員およびその家族が参加した。

 

葉力誠氏はスピーチの中で、「チームは2024年に成功裏に6,000億台湾ドルの売上を突破した」と述べ、社員の努力に感謝の意を示した。さらに、「旧正月後も引き続き努力を重ね、2025年、2026年、2027年とさらなる成長を遂げられるようにしよう」と呼びかけた。また、社員とその家族の健康と繁栄を願い、「新年が健康で、万事順調であることを祈る」と述べた。

 

董事長葉力誠氏、2025年の展望を発表 「次の50年に向けてともに歩む」

未来の展望について、葉力誠氏は「50年の歩みは決して容易なものではなかったが、それが我々に素晴らしい目標を与えてくれた」と率直に語った。さらに、「もしかすると、ここにいる多くの人々と同様に、私自身も英業達の最初の50年のすべてに関わることはできなかったかもしれない。しかし、これから先の未来では、必ず全員で手を取り合い、共に歩んでいく」と強調した。

 

また、「今後数十年、さらには50年後の未来においても、英業達は皆とともに進み続ける」と述べ、会社のさらなる発展に向けて団結を呼びかけた。

 

緯創Wistron、2025年1月17日に旺年会を開催 NVIDIA CEO黄仁勳氏を招待し、社員への感謝を表明

台湾の大手EMS企業である緯創(Wistron)は、1月17日に南港展覧館にて年次イベント「緯創小年夜」を開催した。今年の特別ゲストとして、NVIDIA(エヌビディア)のCEOである黄仁勳(Jensen Huang)氏を招き、会場は大いに盛り上がった。

 

董事長(会長)の林憲銘氏はスピーチの中で、「今回は特別なスーパースターをお招きした。この場を借りて、全社員に心からの敬意を表したい」と語った。さらに、「昨年は素晴らしい成果を上げたが、まだ頂点には達していない。来年はさらに飛躍し、緯創はより一層成長する」と述べた。

 

また、イベントの終盤には、「抽選で賞を獲得できなかった社員全員に1万元(約5万円)を支給する」と発表し、総額1億元(約50億円)を超える賞金の追加配布を決定した。この発表を受け、会場は大歓声に包まれた。

 

董事長林憲銘氏、2025年の展望を発表 「緯創はAI三巨頭の受注を獲得」

緯創は、NVIDIA、AMD、Intelの**「AI三巨頭」**の受注を獲得することに成功している。董事長の林憲銘氏は、特別ゲストの黄仁勳氏が「緯創への発注を拡大する」との吉報をもたらしたことを明かした。

 

さらに、林憲銘氏は「我々はNVIDIA、AMD、Intel、そしてすべてのサプライチェーンパートナーに対し、同じ信念を持ち続けている。これからも共に成長していく」と社員に向けて宣言した。

 

市場関係者の間でも、2025年の緯創の業績は、林憲銘氏および経営陣のリーダーシップのもとで、さらなる成長を遂げると期待されている。

 

鴻海Foxconn、2025年1月24日に「鴻海嘉年華」を開催 台北ドームで初開催、大規模なスポーツイベントを実施

台湾のEMS業界を牽引する鴻海(Foxconn)は、1月24日に年次イベント「鴻海嘉年華」を開催した。今年は初めて「台北大巨蛋(台北ドーム)」に会場を移し、テーマを**「2025鴻海運動嘉年華」**と設定した。

 

イベントでは、「創意入場セレモニー」、「聖火リレー」、「リレー競技」、「レクリエーション競技」など、多彩なプログラムが用意され、例年とは異なる独自の年次イベントが開催された。さらに、抽選会では、100万台湾ドル(約500万円)の賞金を受け取る20名の当選者と、鴻海の電動車「MODEL C」を獲得する20名が発表された。

 

また、例年通り、鴻海の正式社員で事前に登録し、資格を満たした者は、抽選で当選しなくても基本賞金として16,888台湾ドル(約8万円)を受け取ることができる。さらに、社員のパフォーマンスに基づくボーナスも、旧正月前の最終営業日に支給されることが発表された。

 

董事長劉揚偉氏、2025年の展望を発表「今年も売上高は過去最高を更新へ」

鴻海は、1月24日に「2025全鴻海運動会」を開催し、このイベントにはNVIDIA(エヌビディア)のCEOである黄仁勳(Jensen Huang)氏もオンラインで参加した。

 

黄仁勳氏は、鴻海が新世代サーバー「Blackwell」の生産能力を引き上げ、「不可能と思われたミッションを達成し、期待を上回る成果を出した」と絶賛した。

 

また、董事長(会長)の劉揚偉氏は、開会式のスピーチで「社員の皆さんの努力に心から感謝している。皆の尽力によって、昨年の鴻海の売上高は二桁成長を達成することができた」と述べた。さらに、「今年の売上高は引き続き過去最高を更新する見込みである」と強調した。

 

鴻海は、2025年もさらなる成長を目指し、引き続き技術革新と事業拡大に注力する方針である。

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