【企業】HTC、GoogleにXR技術をライセンス供与し一部人員を移籍 2億5,000万ドル(1/23)
- Guest
- 1月23日
- 読了時間: 3分
再次交易!宏達電授權Google XR技術與部分人才 將進帳2.5億美元(1/23、經濟日報)概訳
HTC、Googleと協議を締結しXRチームの一部を移籍 非専属ライセンスで知的財産権をGoogleに提供
HTCは本日(23日)、Googleと協議を締結したことを発表した。本協議により、HTCのXR(拡張現実)開発チームの一部メンバーがGoogleに移籍することとなる。同時に、XRに関する知的財産権を「非専属ライセンス」の形でGoogleに提供する。取引金額は2億5,000万ドル(約819億台湾ドル)であり、本取引は本年第一四半期中に完了する見込みである。この取引は、HTCが2018年にスマートフォン部門をGoogleに売却した際に続く、両社間の新たな提携である。
HTC、今後もGoogleとの協力関係を継続
HTCの法務長であるルー・ジャーダー(盧佳德)氏は、本協議の締結により、HTCは今後もGoogleと協力の可能性を探ると述べた。また、本協議はXRエコシステムの発展を促進し、VIVEブランドの強化に寄与するものである。さらに、より効率的な製品ラインの構築、次世代プラットフォームの開発、業務効率の向上、そして財務の柔軟性を重視した長期的な成長戦略の実現を目的としている。
HTC、VIVE XRソリューションの開発を継続し、AI・メタバース分野にも注力
HTCは今後もVIVE XRの包括的なソリューション開発に注力し、「VIVE Focus Vision」などの製品開発を継続する予定である。同時に、HTCは仮想現実(VR)エコシステムの構築を進め、VIVEブランドの市場拡大を目指す。また、人工知能(AI)やメタバース領域における技術革新と事業機会にも積極的に取り組み、急速に変化するグローバル経済環境の中で、VIVERSE構想の実現に向けて邁進する方針である。
Google、XRプラットフォームの開発を加速 台湾における技術投資を拡大
ルー・ジャーダー氏は、本協議によりGoogleはAndroid XRプラットフォームの発展を推進し、ヘッドマウントディスプレイやスマートグラスのエコシステムの成長を加速させると述べた。また、HTCの革新的なXR技術チームがGoogleに移籍することで、Googleは台湾における技術開発および革新拠点の強化という重要な投資を実現することとなる。
2018年の取引に続くGoogleとの協力関係
HTCとGoogleは2018年に初めて大規模な取引を行い、当時HTCはスマートフォンハードウェア部門の大部分をGoogleに売却した。その後、このハードウェアチームはGoogleの新北市オフィスに統合され、現在のGoogle Pixelシリーズの開発を担当するチームとして活動している。
XRチーム売却によるVR製品開発への影響はないと説明
今回、HTCが再びXRチームの一部をGoogleに移籍させることにより、VR製品の開発に影響が出るのではないかとの懸念が広がっている。
これに対し、ルー・ジャーダー氏は、「本契約では、一部の人員がGoogleに移るだけでなく、XRに関する知的財産権を『非専属ライセンス』の形でGoogleに提供する。これは、HTCが今後も自社のVR製品を開発する際に、これらの知的財産権を引き続き利用できることを意味する。したがって、HTCのVR事業の発展には何ら影響を与えない」と説明した。また、HTCは十分な開発人員を確保しており、今後も仮想環境エコシステムおよびエコシステム全体の発展に引き続き注力していく方針を示した。

