大陸 AI 眼鏡明年爆出貨潮 「百鏡大戰」即將開打(12/23、經濟日報)概訳
今年2024年、華為Huawei、蜂巢科技Superhexa、百度Baidu、Looktech、Rokidなどが相次いでAI眼鏡製品を発表している。さらに、小米Xiaomiなどのメーカーが来年AI眼鏡を発表する予定との情報もあり、その主な機能としてリアルタイム翻訳、ナビゲーション、写真撮影、ビデオ通話などが挙げられる。市場関係者は、中国で来年AI眼鏡の大量出荷が始まり、「百鏡大戦」と呼ばれる競争が本格化すると予測している。
AI眼鏡は、AI技術の実用化を示す重要な指標とされており、Apple、Google、Samsung、Amazonといった国際的な大手企業も、この分野への積極的な投資を表明している。中国市場でも最近、AI眼鏡への関心が高まっており、百度や閃極科技Sharge、Rokidといったブランドが相次いでAI眼鏡関連製品を発表している。さらに、小米が来年AI眼鏡を発売するとの情報もある。
一方、中国の李強国務院総理は12月18日から20日にかけて浙江省を視察し、スマート眼鏡などの革新的な製品を体験した。このことは、今後の政策がこれらの製品を支援する方向に進む可能性を示唆している。
「科創板日報」の報道によれば、過去1か月あまりで複数の企業がスマート眼鏡製品を発表した。これらの製品は従来の拡張現実(AR)スマート眼鏡とは異なり、AI機能を導入しており、量産の準備を積極的に進めている。これにより、AI眼鏡は来年の人気製品になることが期待されている。
中国のスマートハードウェアブランドである閃極科技は、最近初のAI眼鏡を発表した。同社の創業者である張波氏は、目標として「年初に50万台を出荷し、年間売上高が6億元(約120億円)を超えること」を掲げている。閃極科技は、ドローン業界大手の大疆(DJI)や魅族出身の専門家チームによって設立された。
「第一財経」の報道によると、閃極が発表した眼鏡は「閃極AI拍拍鏡」と名付けられ、通常版の小売価格は1,499元(約30,000円)である。また、春節前に限定5万台の「共創版」を999元(約20,000円)で販売する予定である。この製品は京東(JD.com)や天猫(Tmall)などの公式オンラインストアで予約販売が開始され、来年1月15日頃に出荷が予定されている。公式データによれば、予約開始24時間以内に5万台以上の注文が入った。
ソフトウェア面では、中国企業RokidがAI+AR眼鏡を発表し、通義千問という大規模モデルを搭載している。また、百度の小度AI眼鏡には文心大模型が採用されている。閃極は、文心一言、訊飛星火、字節豆包、通義千問、騰訊混元、Kimi、智譜、商湯、MiniMaxなど、多数の大規模モデル企業との接続を可能にしており、さらにプライベートAIモデルの接続もサポートしている。
多くの企業が近年この分野に参入している中、外部からは閃極の参入が遅れているとの指摘もある。しかし、張波氏は、AI眼鏡のプロジェクトは1年以上前に立ち上げられ、実際の開発には200日以上を費やしたと述べている。また、来年初めの量産に間に合わせるため、エンジニアチームは連日連夜稼働している状況であると語っている。
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