台灣日東電工高雄新廠動土(Digi)概訳
台湾日東電工は、新台湾ドル44.83億元(206億円)を投資し、高雄前鎮科技産業園区における老朽化した倉庫用地の更新プロジェクトに参加している。4日には起工式が行われ、地下1階、地上5階建ての工場、研究開発施設、及び行政ビルの建設が計画されている。
台湾日東電工は、新工場において主にPVC(ポリ塩化ビニル)テープおよび電子部品用テープの製造を行うとしている。電動自動車や電子製品の需要が引き続き増加する中、電気絶縁テープの市場需要も着実に拡大している。
また、PVCテープに加えて、台湾日東電工は半導体製造に応用される電子部品用テープの生産にも積極的に取り組んでいる。代表的な製品の一つである熱剥離テープは、常温で強力に接着し、加熱によって容易に剥がすことが可能であり、自動化生産を支援し、人手の削減にも貢献する。
台湾は日本にとって第4位の貿易相手国であり、2023年における両国間の貿易総額は757.69億ドルに達している。地政学的な背景の中、台湾は世界の半導体産業の発展およびサプライチェーンの再構築において極めて重要な地位を占めている。台湾産業の強みを活かし、海外市場における競争力を継続的に拡大することを目指している。
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