Foxconn、低軌道衛星分野で躍進、台湾初の使用者終端システム製品を開発(12/3)

- 鴻海Foxconn集団は台湾初の低軌道衛星使用者終端（UT）システム製品を開発し、Eutelsat OneWebの供給網への参入が見込まれ、2024年第1四半期に量産・出荷を予定している。

- 本製品は、従来の低軌道衛星市場で台湾が零部品供給に留まっていた状況を打破し、システム製品提供の主役へと躍進した重要な成果である。

- システム製品の単価は1万ドル以上と高価で、航空や海事産業向けに供給されているが、台湾製品の量産により1万ドル未満に価格低下が期待され、幅広い市場展開が見込まれている。

- 中華電信がEutelsat OneWebとの連携を通じて技術支援を行い、台灣の製造業者が供給網に参入できるよう支援しており、2024年には台湾内での試験センター設立も計画されている。

- 鴻海は日本市場への進出を積極化しており、夏普Sharpとの連携で船舶機器や自動車産業への製品提供を目指している。