台湾初の海底電力ケーブル工場、高雄で華新麗華がデンマークNKTと百億台湾ドルを投資して今日起工式を行う

2023/9/28の経済日報によると；

経済日報より　華新麗華高雄海底電纜廠3D模擬示意圖　華新麗華提供

国内電線電力ケーブルおよびステンレス産業リーダーの華新麗華が、今日「高雄海底電力ケーブル新設工事」の起工式を開催しました。このプロジェクトでは、デンマークの世界的大手電力ケーブルメーカーの一つであるNKT集団の子会社、NKT HV Cables ABと協力し、台湾初の海底電力ケーブル工場を高雄に設立します。

華新麗華の董事長焦佑倫、NKT集団の運営長兼副執行長Will Hendrikx、高雄市副市長の羅達生が出席して祝辞を述べ、新工場の成功を祈って起工しました。投資額は新台湾ドルで100億以上と見込まれ、2027年に正式稼働し、250以上の雇用機会を提供する予定です。

華新麗華の高雄海底電力ケーブル工場は、高雄港国際コンテナセンター第一フェーズの計画地に設置され、工場の敷地面積は7万坪以上、主工場床面積は18,098坪です。11メートルから17メートルの高さの鋼構造建築が1階建て、さらに総高50メートルの6階建てタワーが建設されます。主に離岸風力発電市場に必要な高圧送電ケーブルと中圧アレイ海底ケーブルを生産し、離岸風力発電の海底ケーブル需要に応え、海底ケーブルの国内生産を実現し、台湾の産業の国際競争力を向上させます。

焦佑倫は、華新麗華の電力ケーブル事業は50年以上の歴史があり、高圧海底電力ケーブルの設置は会社にとって新たな挑戦であると述べています。同社は人材育成に力を入れており、経済部が離岸風力開発ブロックの3.2期で国産化を推進する取り組みに感謝しています。経済部は台湾のグリーンエネルギー発展を積極的に推進し、強固なサプライチェーンを構築し、風力発電の供給状況から価格情報に至るまでを把握しています。

焦佑倫は、デンマークのNKT集団が世界最高水準の企業ESG基準を有していると述べ、華新麗華は多年の努力の末、デンマークNKT集団と共に台湾初の海底電力ケーブル工場を建設できることを嬉しく思っています、これにより、台湾に一流の品質と合理的な価格の製品を提供します、と述べました。

Will Hendrikxは、「このプロジェクトのパートナーとなれたことを光栄に思います。これによりNKTは、世界の緑のエネルギー変革において重要な役割を続けて担うことができます。華新は、市場をリードする技術を持つ離岸ケーブル企業を創設し、台湾政府の持続可能な緑のエネルギー発展のビジョンを支持し、台湾の離岸風力産業の発展において重要な役割を果たすことを期待しています」と述べました。

羅達生は、「華新麗華による高雄市への百億NTD規模の投資は、工場計画の初期段階から市府が各部局を招集してチームを組み、華新麗華と共に計画を進め、予定よりも早く進行することができました。これはまた、大規模な投資に対する高雄市の中央政府や業界との三者協力の模範です」と述べました。

さらに羅達生は、「華新麗華が高雄に投資してくれたことに感謝します。陸上ケーブルから海底ケーブルへの突破により、台湾の離岸風力の国産化に重要なマイルストーンを築きました。NKTの豊富な風力海底ケーブル技術を独占的に導入し、土地計画、海底ケーブルの製品設計、製造プロセス、製品認証において包括的な協力を展開し、海底ケーブルの建設能力を向上させるとともに、将来の国際市場での協力の基盤を築くでしょう」と述べました。

原文：　https://udn.com/news/story/7238/7471578