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鴻海HonhaiのAIサーバー1兆NTD(4.7兆円)売上に 急速成長の見通し

24/6/1の経済日報によると;


鴻海Honhai(2317)は31日に株主総会を開催し、董事長の劉揚偉氏が、今年のAIサーバーの売上成長率が40%を超えると述べました。また、2025年には関連事業の業績が1兆元(4.7兆円)を超え、鴻海の新たな兆元ビジネスとなり、来年には鴻海グループのが7兆元(32.9兆円)を突破し、新記録を樹立する見込みです。


2023年には高いインフレーションなどの影響があったものの、鴻海の売上は6.16兆元に達し、過去最高に次ぐ成績を収めました。1株あたりの純益(EPS)は10.25元で、過去16年間で最高を記録しました。昨日の株主総会では、1株あたり5.4元の現金配当の支払いが承認されました。鴻海の昨日の株価は172元で、4.5元下落しました。


鴻海株主総会の主なポイント


鴻海の2023年のサーバー事業の収益は1兆元を突破し、世界市場シェアは約40%に達しました。このうち約3,000億元はAIサーバーからのもので、その占有率は約30%です。


AI産業について、劉揚偉氏は、現在は初期の急成長段階にあり、いくつかの調査機関は、AI産業が今後7〜8年以内に1兆ドルを超える規模に達すると予測しています。そのうちの半分以上がハードウェア関連であり、これは鴻海の今後の成長の主要な推進力の一つになると述べました。


劉揚偉氏の予測によると、今年のAIサーバーの売上成長は40%を超え、全体のサーバー売上の40%以上を占める見込みです。AIの需要が増えるにつれ、AIサーバーは鴻海の次の兆元売上製品になるでしょう。


鴻海の最大の売上はスマートフォンで、売上は約2.5兆元に達し、部品(零組件)およびサーバー(伺服器)事業もそれぞれ1兆元を突破しました。劉揚偉氏は、NVIDIAの新しいGB200が供給不足であり、その巨大な需要により、鴻海のAIサーバーの2025年の収益が1兆元を突破し、グループ全体の売上が7兆元に達すると見込んでいます。


その他の事業では、クロスオーバーSUV電動車のModel Bが第4四半期に量産準備に入り、今年末から2025年初頭にかけて予約を受け付ける予定です。半導体分野では、鴻海グループはAIサーバーに応用する半導体で成果を上げており、自社開発設計のパワーおよびアナログチップをサーバー顧客に供給しており、出荷量は四半期ごとに増加する見込みです。


スマート工場(智慧工廠)に関して、劉揚偉氏は、鴻海グループが引き続きロボットとAIを統合したスマート工場ソリューション(機器人整合AI的智慧工廠方案)を展開し、完全無人化工場の構築を目指し、AIロボットの導入を進めていると述べました。


劉揚偉氏は、鴻海グループがNVIDIAと協力してAIロボットシステムを生産し、ソフトウェアおよびハードウェアのソリューションを共同で提供する予定であり、鴻海は高雄にAIパフォーマンスラボ(AI效能實驗室)を設立する計画もあると明らかにしました。


鴻海はAIサーバー事業の大幅な成長の恩恵を受け、今年の台株の新しいスター株に躍り出ました。小株主たちは、董事長の劉揚偉氏の経営手腕を高く評価し、劉揚偉氏の在任中に鴻海の株価が500元の大台に乗ることを期待しています。これに対し、劉揚偉氏は、自身は常に会社の経営をしっかり行えば、株価は自然に反映されると考えていると述べました。


経済日報より

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