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緯創Wistronおよび英業達Inventecが第1四半期最活況、サーバー事業も楽観的見通し(経済日報、24/4/9)

概要: Wistronが四半期ベースで売上3%増加し、先月の売上が近1年で最高を更新した。Inventecは17ヶ月ぶりの新高を記録し、サーバー事業について共に楽観的見通しが示されている。


OEM大手のWistron(3231)、Inventec(2356)は昨日(8日)3月の業績を公表した。Wistronの場合、898.31億元(4222億円)であり、これは近1年間で最高のものである。Inventecの3月の合併収益は497.26億元(2337億円)で、17ヶ月来の新高に達した。第1四半期の合併収益は1,305.06億元で、歴史上最も活況を呈した第1四半期であった。


今四半期の業績見通しについて、WistronとInventecは共に楽観的であり、サーバー(伺服器)関連事業の動きが活発である。Wistronは3つの主要製品ラインの出荷が全て加速すると高らかに宣言している。


Wistronの3月の合併収益は898.31億元で、月間で10.7%増加しているが、年間では5.4%減少している。第1四半期の合併収益は2,382.28億元で、四半期で3.3%増加し、年間では12.3%増加している。


Wistronは、3月のノートPC(筆電)の出荷量が190万台で、月間で35.7%増加しているが、年間では17.4%減少している。デスクトップ(桌機)の出荷量は90万台で、月間で28.6%増加し、前年同期と同じ。モニターの出荷量(顯示器)は85万台で、月間で21.4%増加し、年間で46.8%増加している。


3月には、四半期末の引き取り効果により、3つの主要製品ラインの出荷量が同期して成長しているが、インドの工場をタタ・グループ(塔塔集團)に売却したため、月間の業績は前年同期に比べて低下している。


Wistronは、今四半期のノートPCとモニターの2つの主要製品の出荷量が第1四半期に比べてわずかに成長すると予測している。デスクトップの出荷量は、四半期で二桁のパーセンテージの増加が見込まれる。AIサーバーの需要動向は引き続き強く、出荷量も二桁の成長が見込まれる。


Wisitronは昨年、GPU基板、GPUモジュール、サーバーなどのAI製品を含む業績が大幅に成長し、50%を超える増加を達成した。今年は、関連業績が「三桁」のパーセンテージで成長すると予想しており、全年度を通じて、下半期のAI製品の業績が上半期よりも優れる見通しである。


Wisitronは楽観的であり、顧客のAI需要が強く、増加速度が速いため、今年の非PC製品の収益比率が25%にまで増加すると見込んでいる。WisitronのAIサーバー事業は成長力が強く、関係者はこれが製品構成の最適化に寄与し、今年の毛利率の継続的な改善を促進すると見ている。


Inventecの3月の合併収益は497.26億元で、月間で35.6%、年間で5.5%の増加を記録した。第1四半期の合併収益は1,305.06億元で、四半期で1.8%、年間で8.6%増加した。


Inventecによれば、3月のノートPC出荷量は170万台で、月間で三割を超える増加があり、主に米国系の大手顧客が4月の会計年度終了前に3月に前倒しで注文したことが原因である。サーバー事業においては、出荷量が四半期で10%から15%増加し、予想を上回ると推定されている。


今四半期に向けて、InventecはノートPCに関して、一部の注文が既に前倒しで出荷されたこと、及び入札の注文が第3四半期に延期されたことから、出荷量が第1四半期に比べて減少すると予測している。しかし、サーバーの動きは強く、第1四半期に比べて成長が見込んでいる。



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