中磊Sercommの2023年稅後利益は過去最高

24年3月5日の経済日報によると；

ブロードバンド設備製造大手Sercommの董事長王煒は、広帯域ネットワークがデジタル経済の重要な基礎インフラであるとし、通信基盤建設の商機に期待を寄せている。特に、今年は南アジア市場の成長が見込まれ、欧州市場の調整過程の不足を補う可能性があると述べた。

王煒によると、市場は当初、O-RANに注目していたが、現在は人工知能（AI）無線アクセスネットワークへと焦点が移っている。AIは公共サーバーのアプリケーション市場やそれに伴う商機において重要な役割を果たすことができる。SercommはAIサーバー製造業と競合しないが、関連アプリケーションからの商機は有望である。

Sercommは、今年、5Gネットワークが市場にさらに浸透し、光ファイバー・トゥ・ザ・ユーザー（FTTU）の前段階の任意のノードが商機となると評価している。固定無線アクセス装置（FWA）や顧客端末装置（CPE）を市場で取り込むことが可能だ。

王煒は、今年の生産能力配分について、フィリピン新工場が40%、中国工場が30%、インド工場が20%、メキシコと台湾の工場が合わせて10%を占めると説明した。

また、Sercommは2023年第4四半期および通年の業績を発表し、昨年の合計売上高は新台湾ドル625.8億元に達し、製品戦略が功を奏して、全年の毛利率は16.4%に達し、過去5年間で最高を記録した。親会社に帰属する税後純利益は23.9億元で、年間24.3%の増加を達成し、合併後の1株あたりの税後利益（EPS）は9.17元で、税後純利益とEPSはいずれも過去最高を更新した。

参考：　https://money.udn.com/money/story/5710/7810599?from=edn_search_result