TSMC は、米国での混乱後、日本のチップ技術を高く評価している様子

Reuterの23/9/13付け記事によると；

1.台湾TSMCは、海外でのチップ製造の前例のない取り組みを進めており、米国アリゾナ新工場で問題が続く中、日本を生産拠点としてますます楽観的に見ていると、業界関係者が述べている。

2.世界最大の受託チップメーカーであるTSMCは、アリゾナ州での労働者の採用に苦労しており、台湾からの労働者の導入に対する労働組合の反発も受けている。

3.TSMCは、九州ので建設中の86億ドルのファブが、2024年に成熟技術のチップの生産の開始予定に自信を持っている。

4. TSMCは、日本での成功拡大が、日本が失われたチップ製造大国としての地位を取り戻す努力を後押しし、自動車および電子機器産業をサポートする可能性があると考えている。

その他の情報

1.アリゾナでは、TSMCは先進的なチップを生産する予定であったが、熟練した労働者不足のため、最初のファブでの生産を1年、2025年に延期した。

2.米国、日本、ドイツは、TSMCに数十億ドルの補助金を提供して、防衛、自動車、電子機器産業に不可欠なチップの供給を多様化するため、生産をローカライズするよう求めている。

3. TSMCは、日本の労働文化との相性が良いと感じており、政府との取引も容易で、補助金も寛大であると考えている。

原文：TSMC prizes Japan's chips skills after US stumbles, sources say | Reuters

以上